結婚式の費用のために副業でドライバーをしているというメッセージカードを読んだ女性客は、「少しでも助けになれば」とTikTokに画像を掲載します。すると瞬く間に投稿が拡散され ……
Uber Eatsのドライバーから客へ、そしてTikTokユーザーへと、SNSを介して生まれた心温まるストーリーに注目が集まっています。
米アリゾナ州在住のエリカ・ヘルナンデスさんはある日、ウーバーイーツで食事を注文します 。
商品を受け取ると、そこにはドライバーが添えたメッセージカードが …… !
カードには、手書きで次のように記してありました 。
「 ご注文ありがとうございます ! 婚約者が望む結婚式を挙げたくて、副業でドライバーをしています 」
「 アプリなどを介して、追加でチップをお支払いいただけると大変ありがたいです ! 」
カードには、送金先もつづられています 。
エリカさんはチップを払ったうえ、より多くの人が支援の手を差し伸べられるようにと、カードの写真をTikTokに投稿しました 。
「 フォロワーは多くないけど、これが適切な人に届きますように 」
すると動画は瞬く間に拡散され、約550万件の「いいね」と8000件を超える応援のコメントを集めました 。
FOXニュースによると、投稿から1時間足らずで、結婚式の費用に十分な額が寄付されたといいます 。
ドライバーのポール・スロボツィアンさんは、当時の心境をこう振り返ります 、
「 こんなことが起きるとは思ってもいませんでした 」
「 見ず知らずの人が私のメモを読み、知らないカップルを応援しようと、それをネットに投稿してくれたのは、信じられない事実です 」
動画の拡散と寄付を受け、ポールさんはTikTokに動画を投稿し、感謝を述べました。
CHIPOTLE DELIVERY DRIVER FIANCÉ UPDATE : A huge give thanks you to everyone who has pass on out regarding my note on @erica_cristal ’s video . The support for me and my fiancée , @Aly , means more than I can express . Thank you all for change our lives.#update#chipotle#wedding#deliverydriver
「 TikTokのみなさん、こんにちは。僕がメッセージを残したウーバードライバーです 」
「 投稿を見てくれた人、『いいね』してくれた人、コメントをくれた人、みんななありがとう。私もフィアンセも、いい意味で本当に圧倒されています 」
ポールさんと婚約者は、大学2年生で出会い、7年間交際を続けたのち、昨年婚約 。
大切な人たちと2人の愛を祝うため、結婚式を挙げようと決めたそうですが、理想の式を実現させるには、費用がかさんでしまいました 。
「実は、副業でドライバーをしているのは僕だけではありません。フィアンセも僕と同じくらいの時間、ドライバーをしています」
「 この15カ月、2人でやってきました。(本業以外の)時間を見つけて、毎日働く週もありました 」
寄付のおかげで、ドライバーをする必要はなくなったと、ポールさんは嬉しそうに語ります 。
「 式まで2人で時間を過ごし、準備に専念できるようになりました。感謝の気持ちを、どう表現していいか …… 」
「 みなさんのおかげで、僕たちの人生が変わりました。みなさん、そしてエリカさん、本当にありがとう ! 」
動画には、「これはエリカさんも結婚式に呼ばないとね」というコメントが殺到しました。
後日、ポールさんはエリカさんを式に招待し、快諾してもらえたと明かしています 。
「 なんていい話」「ここしばらくのインターネットで見た中で一番クールな出来事」など、感動の声が続々と書き込まれています 。