日系ブラジル人モデルのローザ・サイトウさんが、英ガーディアン紙に登場しました。69歳でモデル業を始めたローザさんが、年齢を重ねることについて語ります 。
69歳でモデル業をスタートした日系ブラジル人のローザ・サイトウさんが、英ガーディアン紙のインタビューに答えました。
今年で73歳のローザさんは2019年、68歳の時にモデルの仕事を始めようと思いたちます 。
というのもその年、ブラジル・サンパウロでカメラマンやエージェントにスカウトされることが増えたからだそう 。
「67歳まで、外見について誰からも何も言われなかった」
「 とても不思議でしたが、(68歳になり)急に注目されたことで、この年齢でもまだ何かを成し遂げられるのではと思いました 」
2000年に20年間連れ添った夫と死別してから、ひとりで3人の子どもを育ててきたローザさんは「今やらないと、一生できない」と一念発起 。
事務所と契約し、およそ1年後、69歳でモデルとしてのキャリアを本格的にスタートさせました 。
日系ブラジル人モデルのローザ・サイトウさんが、英ガーディアン紙に登場しました。69歳でモデル業を始めたローザさんが、年齢を重ねることについて語ります。
契約当初は、なかなかオーディションに受からず、門前払いも日常茶飯事だったそう 。
しかし、ローザさんは「これまでの経験に比べたら、小さな挫折」だと、めげずにポージングやウォーキングの練習に励みました 。
「拒絶されて、なおさら仕事を得たいと思うようになりました」
今では、アパレルや化粧品などのモデル業で大活躍中のローザさん 。
「 人生のいろいろな場面で自信を持てるようになった」といい、若い女性のロールモデルにもなっています 。
「年齢を重ねることの本当のすばらしさは、いくつになってもなんだってできると知れる点にあります」
「 他のモデルたちからも、たくさん賛辞をもらっています。恐れずに年を重ねていい。私の存在がそう示しているのだと、気づかされました 」
ファッション界で「あらゆる年齢の女性が表現されることが重要」と語るローザさんの挑戦は、これからも続きます 。