米サウスウエスト航空を利用した乗客の女性が、外見を理由に飛行機を降ろされていたことがわかった。女性は同社に法的手続きを検討しているという 。

米サウスウエスト航空を利用した乗客の女性が、外見を理由に搭乗拒否されていたことがわかった 。

女性は、からだに腫瘍ができる神経線維腫症を患っていた。同社の対応に、ネットでは批判の声があがっている 。

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youtube.com取材に応じるブリアナ・ソラーリさん

地元テレビ局によると、ブリアナ・ソラーリさんは、米ロサンゼルスで持病の手術を受けた後、8月1日にサウスウエスト航空で家に帰る予定だったという 。

搭乗時は腫瘍を隠すため、ヘッドバンドとマスクで顔を覆った状態だった。しかし、しばらくして客室乗務員に声をかけられ、「飛行機を降りるよう求められた」という 。

「 客室乗務員は『あなたが、なんらかの伝染病に感染していないか心配だ』と言ってきました。結局、彼は『水ぼうそうですね』と外見だけで判断したんです 」

ジムのランニングマシンで女性が男性に助けられている監視映像。日時は2021年3月20日16時28分。

取材に応じるブリアナ・ソラーリさん

飛行機を降り、搭乗ゲートに戻ったソラーリさんは、係員に病気のことや退院した証明を見せようと試みた。しかし、係員には「見ることができません」と断られてしまったという 。

主治医に詳しい診断書を送ってもらい、空港に駐在する医療関係者に確認を取れた後、ようやく再搭乗を許可されたというソラーリさん。米ピープル誌によれば、飛行機を降ろされてから別の便に搭乗するまで5時間もかかったという 。

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「 遺伝的な病気に苦しんでいますが、外見を改善して、自尊心を高めるために手術を受けました 」

「 恥ずかしい思いをさせられたかって?もう十分すぎるほどつらいです。顔や腕に一目でわかる腫瘍があるし、それを見た人々にあれこれ言われるんですから 」

ソラーリさんは、同社から次回のフライトで使える割引券やお食事券をもらったというが、「もう二度とサウスウエスト航空には乗らない」と地元メディアに語った。ソラーリさんは、同社への法的手続きも検討しているという 。

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ネット上には、「診断書をつねに持っておくべき」など女性に対する助言もあったが、「差別だ」「航空会社は、割引券ではなく全額返金するべき」など、同社の対応を疑問視する声が上がっている 。

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