生理の基礎知識から社会問題まで、セミナーを通じて女性が自分自身について考えるきっかけに 。
吸水ショーツブランドなどを展開するBe - A Japanが2024年7月11日、女性のウェルネスに関する集英社のウェブメディア「yoi(ヨイ)」の読者8名に対し、生理セミナーを実施しました。7月19日に掲載されたプレスリリースの情報をもとにご紹介します 。
「GBA」×「yoi」オリジナル生理セミナー
Be - A Japanの女性支援ソーシャルプロジェクト「GBA(ジービーエー)」は、初潮を迎える子どもやその保護者、学生、また企業に向けて、これまで28回にわたり生理セミナーを実施してきました。セミナー活動を通して、タブー視されがちな「 ⽣ 理」について性別問わず正しい知識を ⾝ につけ、女性の活躍支援、性別や背景にとらわれることなく、すべての人々が豊かに健やかに生きる社会を築くことを目的にしています 。
今回は、女性のウェルネスの共創に取り組む両者の想いによって、生理セミナーが実現。「yoi」読者の30歳前後の女性に生理の知識や選択肢を伝え、女性の健康問題と社会について共に考えるオリジナル生理セミナーとなりました 。
質問やディスカッションを通じて生理と社会について考える
セミナーの前半は生理の基礎知識について。生理のメカニズムや体調の変化、多い日の平均的な経血量や1周期合計の経血量を色水を用いて解説するなど、さまざまなトピックスから生理に関わる女性の健康課題について触れました 。
後半のテーマは「生理と社会」。日本のジェンダーギャップ指数は世界146か国中118位と低迷しており、特に政治・経済分野で男女の格差が大きいことが問題視されています 。
セミナーでは下記の文章を提示し、「リーダーを想像したときの性別は?」と問いかける場面がありました 。
生理の基礎知識から社会問題まで、セミナーを通じて女性が自分自身について考えるきっかけに。
《 女性社員が仕事でとても良い成果を出しました。社長から表彰され、全社員の前で、「よくやったね。素晴らしい」と称賛されました 》
この問いに対し参加者全員が「男性を想像した」と回答し、「社長(リーダー)は男性である」と無意識に思ってしまうようなジェンダーバイアスがあることが明らかに。なぜ潜在的にそう思ってしまうのかを、歴史やニュースからも紐解きました 。
「生理休暇」の取得率を高めるには?
最後は「現状0.9%の生理休暇の取得率を高めるにはどうしたらよいか」など生理と社会の課題についてディスカッションをおこない、以下のような意見が集まりました 。
・生理休暇というものがあること自体知らなかった。認知させる必要がある。・上司が異性だと申請しにくいから、同性に申し出るなどしくみを考えるべき。・上司が生理休暇を使っていると取りやすいかも 。
中でも一番多かったのが 、
・生理休暇という名前を変えるべき 。
という意見でした 。
参加者全員が「参加してよかった」
今回の生理セミナーを通じて、生理について初めて知ることが多かったという人や、周りに話せなかったことを話せたという人もいたようです 。
100人いれば100通りあり、異性に限らず女性同士でも知らないことがある生理 。
GBAとyoiは正しい知識を身につけ、お互いに理解を深めるためにも、今後もセミナーやメディアを通じて読者が考える機会の創出、情報発信を続けていくとのことです 。
女性の健康に特化したブランドとメディア
Be - A Japanは、吸水ショーツブランドBé - A〈ベア〉の展開と併行して、女性支援ソーシャルプロジェクト「GBA」を運営しています 。
GBAは次世代へより良いバトンを手渡すための活動として、「吸水ショーツの寄贈」や「生理セミナーの実施」「後発開発途上国への支援活動」など、モノだけでなく手段の提供にも取り組んでいます 。
「 yoi」は「体・心・性」のウェルネスに関する情報を楽しみながら知ることができる、集英社のウェブメディア。女性の心と体に寄り添い、メンタルヘルスや女性の健康、SDGs、ジェンダーなどのトピックや、ウェルネス視点にこだわったファッションや美容の記事など、幅広いコンテンツを発信しています 。