愛犬の心拍の情報からその“こころの状態”を読み取り、5色に光って“きもち”を知らせてくれるコミュニケーションデバイス「イヌパシー」。その魅力や実用性について、アンバサダーを務めるリリちゃんと飼い主の莫さんにお話を聞いてみました 。

ごはんを食べている時、散歩をしている時、知らない犬とすれ違った時、見知らぬ土地に行った時―― 。

愛犬は楽しいのかな、リラックスしているのかな、それともストレスを感じているのかな?どんな気持ちなのか知れたらいいのにな … … そんな風に思ったことがある愛犬家の方は少なくないことでしょう 。

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愛犬の心拍の情報からその“こころの状態”を読み取り、5色に光って“きもち”を知らせてくれるコミュニケーションデバイス「イヌパシー」。その魅力や実用性について、アンバサダーを務めるリリちゃんと飼い主の莫さんにお話を聞いてみました。

そんな時に役立つのが、愛犬の心拍の情報を読み解き、今の“こころの状態”を読み取ってくれるコミュニケーションデバイス「イヌパシー」です 。

首輪型の「イヌパシー・カラー」では、リラックスしている時は緑色、興奮している時はオレンジ色、ハッピーな時はピンク色、集中している時は青色、ストレスを感じている時は紫色に光って愛犬の感情を知らせてくれます 。

イヌパシーにはどんな魅力があり、実際に使ってみるとどんなことがわかるのか。今回はイヌパシーのアンバサダーを務める「リリ」ちゃん(@lily_traveldog)と飼い主の莫さんにお会いし、お話を聞かせてもらいました 。

イヌパシー・カラー装着例

イヌパシーのアンバサダー・リリちゃんについて

リリちゃんは2021年6月6日生まれの3歳、マルチーズとヨークシャーテリアミックスの女の子 。

実家で暮らす先住犬のシーズーが10歳になったタイミングでもう1匹犬を迎えることになり、莫さんが浅草のブリーダーからお迎えしたのだそうです 。

元々は実家で暮らす予定だったけれど、とにかくやんちゃで、元気いっぱいだったというリリちゃん 。

イヌパシーの光り方と愛犬の感情

1年半ほど実家で暮らしていましたが、おてんばすぎて年配の両親にはちょっぴり手に余ることから、独立して時間が確保できるようになった莫さんの元へと戻ってきたのだとか 。

リリちゃんはやんちゃな一面もあるものの、はしゃいではいけない場所では大人しくするなど、その場の空気が読める女の子。知らない人や犬とも仲良くできる社交的な性格で、散歩中に他の犬を見かけると自分から挨拶に行くのだそうです 。

音に敏感で大きな音はちょっぴり苦手ですが、お出かけが大好きだというリリちゃん。ここ最近は朝5時半頃になるとお散歩に行きたいリリちゃんに起こされるため、莫さんはすっかり朝型生活になったのだとか …… 。

莫さんとリリちゃん

リリちゃん&莫さんとイヌパシーとの出会い

――イヌパシーとの出会いについて教えてください 。

「 リリちゃんはなぜか大きな荷物を持った配達員の方が苦手で、無駄吠えをしてしまうことに悩んでいました。そこでお互いがストレスなく暮らすためにドッグトレーナーさんのアドバイスを受けに行ったところ、その方が過去にイヌパシーと関わりのある方だったんです 」

「 それでDINGOの企画(※)の時にお声掛けをいただき、イヌパシーの存在を知りました 」

イヌパシーのアンバサダーを務めるリリちゃん

※牛皮ガムのおやつブランド「DINGO(ディンゴ)」と、イヌパシーが共同で行った調査。「噛む」という行為によって愛犬の欲求がどのように満たされるのか、30組の愛犬と飼い主がイヌパシーを使って測定しました(関連記事 )

イヌパシーの魅力、使ってみて分かったこと

――イヌパシーのどんなところに魅力を感じましたか 。

「 イヌパシーは家族の気持ちを知るための一つのツールとして、とても魅力的なアイテムだと思います。人によってさまざまなことを感じる感度は違いますし、忙しかったり疲れていたりすると感度が鈍ってしまうこともあります。ですがイヌパシーがあればどんな時でも愛犬の気持ちが可視化できる、という点がとてもいいですね 」

――イヌパシーを使ってみて、わかったことはありますか 。

リリちゃんの横顔

「 リリちゃんがもともと“噛むことが好き”なのは分かっていましたが、噛んで“どのような気持ちになるから好きなのか”という点については分かっていませんでした 」

「 実験の結果としていただいたレポートを見たところ、噛んでいる時はリラックスの数値がとても高く、リラックスできるから噛むことが好きなのだということが初めて分かりました。そのおかげで、リリちゃんの感情への解像度が一歩上がったと感じています 」

「 また犬の感情が一つではなく、グラデーションになっていることが分かって面白いなと思いました。よく考えてみると人間も海外旅行に行く時は『楽しみだけどちょっと不安 … … だけど不安を乗り越えるから楽しい!』など、感情がグラデーションになっていますよね 」

牛皮ガムのDINGO

「 感情が可視化されるため、おやつを食べる時やおもちゃで遊ぶ時の気持ちなどもわかって面白かったです 」

「 中に“おいしいもの”が入っている犬用おやつ(ササミ巻きなど)がありますよね。そういったおやつをあげた時は、中のおいしいものにたどり着いた時にものすごく盛り上がっていました ! そのおかげで、包まれている系のおやつへの解像度も上がりました(笑 ) 」

――なるほど、リリちゃんにとって噛むこと=リラックスする行為だったのですね。ちなみにその後、噛むことが増えるように何か工夫をしましたか ?

DINGO企画におけるリリちゃんのサマリー

「 はい、しました ! これまでは鹿肉や鶏肉のおやつをあげていましたが、おやつを鹿のあばら骨やアキレス腱、カモのネックなど、より長い時間噛めるものに変えました。またおもちゃも木でできた、噛めるタイプのものに変更しました 」

莫さんにとってリリちゃんはどんな存在ですか?

「 一言で表現すると『相棒』という感じ。自分の一部、延長線上にある存在です 」

「 リリちゃんが2歳の時に、3カ月ほど一緒にヨーロッパを旅行したのですが、その間ずっと一緒に行動することで関係性が深まりました。旅行の最後の方では“あなたにしかついていきません ” という感じになって、より自分の一部になったと感じました 」

「 旅行の最初の方はおやつをくれるかな ? という感じで、誰にでもついていっていましたが … … (笑 ) 」

莫さんのひざで取材に応じるリリちゃん

今後イヌパシーに期待すること

――今後イヌパシーを日常に取り入れるとしたら、プラスアルファで欲しい機能などはありますか ?

「 アクティビティの間にどういった気持ちの変化があるのか興味があるので、お出かけする時やシャンプーする時などに使ってみたいです。割と水が嫌みたいなので、どれくらい嫌だと感じているのか知りたいですね 」

「 そしてそれらの感情を知るために、ディンゴの企画でいただいたようなレポートを手元でも見てみたいです ! レポートが届いたら“この瞬間はこういう気持ちになっていたんだ!”と答え合わせもできますし 」

机の下でおやつ(鹿のあばら骨)を食べるリリちゃん

――レポートを見ることができたら楽しそうですね !

「 そうですね。“これはダメだったからやめておこう”とか、“あの子と会っている時はちょっとストレスを感じているかも … … ”といったことを知ることができれば、お互いによりストレスのない生活を送っていけそうな気がします 」

「 旅行に行く時の電車の中や、車に乗っている時にどう思っていたのかな、車に乗る時も1回目と10回目でどれくらいリラックスできるようになったのかな … … なんて情報が見える化できるとすごくいいな、と思いました 」

莫さんの膝の上でくつろぐリリちゃん

・・・・・・

取材中はリリちゃんにイヌパシーを着けてもらい、その光り方や感情のグラフをリアルタイムで見せていただきました 。

リリちゃんの感情がグラデーションを描きながら目まぐるしく変わっていくこと、そして莫さんの膝の上にいる時はずっと緑色(リラックス)とピンク(ハッピー)に光っていることがとても印象的でした 。

莫さんを見上げるリリちゃん

身に着けると愛犬の感情を単なる「好き嫌い」で終わらせるのではなく、「なぜ好きなのか」「なぜ嫌いなのか」という面まで掘り下げることができるようになるイヌパシー 。

リリちゃんの感情に対する解像度が上がり、よりリリちゃんのことがわかるようになったという莫さんのお話はとても興味深かったです 。

イヌパシーを日常に取り入れるということは、愛犬とのコミュニケーションの手段が増えるということ。その結果として愛犬の感情への解像度が上がり、飼い主・愛犬ともにストレスを減らした、より幸せな暮らしができるようになりそうだと感じた取材でした 。

おねむなリリちゃん

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