米ワシントン州の海で撮影された「奇跡の一枚」が話題だ。写真には、ザトウクジラがアザラシを丸呑みにしようとする様子が写っている 。
アメリカ・ワシントン州とカナダ・ブリティッシュコロンビア州を隔てるファンデフカ海峡で12日、衝撃的な瞬間をカメラがとらえた 。
ホエールウォッチングをしていたツアーグループが、巨大なザトウクジラに遭遇 。
米ワシントン州の海で撮影された「奇跡の一枚」が話題だ。写真には、ザトウクジラがアザラシを丸呑みにしようとする様子が写っている。
Facebookには、そこで撮られた「奇跡の一枚」が投稿されたのだが ……
ザトウクジラが、アザラシを今にも丸呑みしようとする瞬間が写っている。
撮影したのは、ツアー会社のブルック・カサノバさん 。
SNSには「ツイてないとは、まさにこのこと」「ウソみたいだ。大きさの違いもよくわかる1枚」「最高のショットだ」などの声が上がっている 。
カサノバさんはコメント欄で「写真を見返すまでアザラシの存在に気づかなかった」と明かした 。
太平洋ホエールウォッチ協会(Pacific Whale Watch Association)のエリン・グレス氏は、アザラシもたまたま獲物の魚を狙っており、タイミングと場所が悪くザトウクジラに遭遇してしまったのではないかと分析する 。
しかし、アザラシは奇跡的に助かったようだ。Facebook投稿によると、アザラシの存在に気づいたザトウクジラは、すぐに吐き出したという 。
アメリカ海洋大気庁(NOAA)とグレス氏によれば、ザトウクジラは小型の甲殻類や小魚を食べるため、アザラシのような大きなものは飲み込めないそうだ 。
サムネイル:Getty Images