8月17日、X(旧Twitter)にすさまじい疾走感と存在感な「ゲーミングミズクラゲ」の写真が投稿され話題に。撮影者の方に7色の光を放つクラゲの写真を撮影した時の状況や、撮影方法を聞いてみました 。
8月17日、X(旧Twitter)にとてつもない疾走感と存在感を放つクラゲの写真が投稿されました 。
思わず何らかの効果音をつけたり、アップテンポな音楽をかけたりしたくなってしまうクラゲの姿には、2.8万件の“いいね”が寄せられています 。
8月17日、X(旧Twitter)にすさまじい疾走感と存在感な「ゲーミングミズクラゲ」の写真が投稿され話題に。撮影者の方に7色の光を放つクラゲの写真を撮影した時の状況や、撮影方法を聞いてみました。
水族館のクラゲ水槽の前でズーム流し撮影したら、やたら疾走感と存在感のあるミズクラゲが現れた!\デーン!!/pic.twitter.com / xu7NIkpyUa
写真を投稿したのは年間300回ほど水族館・動物園に行き、写真を撮影しているというなたりっぷさん(@natalipaqpa ) 。
なたりっぷさんは7月31日、常時約80種類という世界一のクラゲの展示種類数を誇る「鶴岡市立加茂水族館」(山形県鶴岡市)を訪問していました 。
そしてクラゲの展示ゾーン「クラネタリウム」の順路最後にある同館の名物の1つ、「クラゲドリームシアター 」 という水槽を鑑賞していた時、ふと“いつもと違う撮影方法で写真を撮ってみよう”と思ったのだそうです 。
写真には1匹のミズクラゲを中心にレインボーカラーの光が放射状に広がっている、なんとも不思議で幻想的な光景が映し出されています 。
美しくも画面に引き込まれそうな疾走感と存在感を放つクラゲの写真は、どのように撮影されたのでしょうか ?
BuzzFeedでは撮影者であるなたりっぷさんに、写真を撮影した時の状況や撮影の方法を聞いてみました 。
――こちらの写真を撮影した時の状況を教えてください 。
「 この水槽では直径5メートルの円形水槽に1万匹を超えるミズクラゲが展示されていて、閉館前の30分間限定で水槽全体がレインボー色のライトに照らされます 」
「 記念撮影スポットとしても人気の水槽ですが、この時はたまたま他のお客さんがいないタイミングでゆったり鑑賞できたので、せっかくなら人と違う撮り方をしてみようと思いました 」
――差し支えない範囲で、写真の撮り方を教えてください 。
「 『 ズーム流し撮り』という撮り方で、シャッタースピードを低速に設定し、カメラ本体はなるべく動かさないようにしつつ、レンズのズームを操作しながらシャッターボタンを押します。すると画面中央以外の物が大きくブレるため、結果的にスピード感のある写真に仕上がります 」
「 通常、速く動く物の疾走感をより際立たせるために使われることの多い技法ですが、水族館のクラゲにこれを使うことで、意外性のある1枚になりました 」
「 今ではスマホ等でも誰でも手軽に写真を撮ることができる時代ですが、この撮り方は一眼レフ/ミラーレス一眼ならではの表現になったと思います 」
――いつもと違う手法で撮影されたとのことですが、写真の仕上がりはイメージした通りでしたか?それともイメージとは異なっていたでしょうか 。
「 もともと写真を撮るのが好きで、水族館以外では『ズーム流し撮り』をする機会もしばしばありました。ですので撮る前から『こういう写真になるだろうな』という完成形はイメージできていました 」
「 概ねイメージ通りでしたが、レインボーの照明が不思議さをより高めてくれたように思います 」
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ふわふわゆったりと動くクラゲが被写体でも、スピード感にあふれる写真が撮影できる … … そんな面白い撮り方があるのですね 。
一眼レフやミラーレス一眼などのカメラをお持ちの方は、ズーム流し撮りに挑戦してみると素敵な1枚が撮れるかもしれません 。
SNSでも大反響✨
こちらの投稿には 、
💬 「 ゲーミングミズクラゲさん ✨ 」
💬 「 タイムマシン ✨ 💖 😆 」
💬 「 ワープしそう ! 」
💬 「 イベント戦闘始まるタイプのクラゲ 」
💬 「 すごい!カッコいいです 😄 」
といった、たくさんのコメントが寄せられています 。
なたりっぷさんのX(@natalipaqpa)には、水族館や動物園で暮らす他の生き物たちの姿も多数公開中です。気になった方はぜひチェックしてみてください 。