関東の中でも北に近いけれど、新幹線も高速道路も充実。場所によっては、東京への通勤や通学もできる栃木県。そんな栃木県出身の筆者が、日々感じている「栃木県民あるある」を紹介します 。
関東地方の北にある海なし県の栃木県。テレビなどでも近隣の群馬県や茨城県、千葉県とまとめて紹介されることも多く、意外とイメージがつかみにくいかもしれません 。
今回は栃木県在住の筆者が、日々感じている「栃木県民あるある」を3つ紹介します 。
関東の中でも北に近いけれど、新幹線も高速道路も充実。場所によっては、東京への通勤や通学もできる栃木県。そんな栃木県出身の筆者が、日々感じている「栃木県民あるある」を紹介します。
1.栃木県民が標準語だと思っているものは「方言」
東京に近い北関東ということもあり、自分はそこまで訛っていないと思いがちな栃木県民。「~だべ?」「~け?」などのわかりやすく語尾が変わる方言があるせいか、逆に指摘されるまで標準語だと思っていた … … なんて栃木弁も多いのです 。
たとえば、栃木県では「大事(だいじ)」という単語を大切や重要という意味だけではなく「大丈夫」という意味でも使います。「大丈夫?」と聞かれたら、「うん、だいじ」と応えるのです。だいじ=大丈夫は標準語だと思っている人いませんか ?
これは「だいじょうぶ?」がなまって「ダイジョブ→ダイジブ→ダイジ」になったと佐野市のコラムでは書かれています 。
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ほかにも、「うら」と言えば裏側 … … ではなく、後ろや隣を指します。「白線のうらまでお下がりください」「うらの家に行ってくる」など、県外の人が聞くと勘違いしちゃうかも 。
「 歩いて」→「歩って」や「ありがとう」→「あんがと」のように言葉が縮まったり詰まったりする場合も多いですね 。
2.「しもつかれ」は地元でも賛否が激しい
栃木県の郷土料理として有名なものの、鮭の頭や酒粕が混ざった個性的な見た目と味付けから、賛否が分かれる「しもつかれ 」 。
率直に言えば「味や見た目が苦手」という人が、地元民でも多い食べ物です。筆者も酒の肴で食べたことがあるくらいで、普段はほぼ食べません 。
しかも、しもつかれは家庭や地域によって材料も作り方も味付けも異なります。作る人によって、かなり味が違うんですよね 。
最近では「しもつかれブランド会議」が運営する「しもつかれジャパン」などの有志がアレンジレシピを公開しているので、そのまま食べるよりもアレンジするのがオススメ。アレンジ料理を試してみたら、苦手だったしもつかれが美味しく食べられるかもしれません 。
3.自分が食べる「推し」の餃子店が決まっている
栃木県宇都宮市は、餃子の街として有名。駅の中にも駅前にも餃子のお店があるのはもちろん、街を歩けば餃子店だらけ。餃子像だって立っています。お土産で売っているポテチも餃子味。それくらい、餃子が大好きな県民なのです 。
おはようございます。本日もよろしくお願いしまーす!!!pic.twitter.com/wW0SMm09xr
他県から食べに来る人も多い栃木県の餃子ですが、とくに有名なのは宇都宮の駅ビル(ホテルメッツ)にもある「みんみん」でしょう。しかし、栃木県にはほかにもさまざまな餃子店があります 。
地元の人たちなら「自分が気に入った餃子店でしか食べない」なんてことも珍しくありません。祖父や祖母の代からの「推し餃子店」があるので、オススメのお店を聞いても人によってバラバラ 。
筆者の周囲では「ぎょうざ専門店 正嗣」が人気ですね。通称「まさしの餃子」とよばれるこのお店は、宇都宮周辺の地域で「みんみん」派か「正嗣」派で割れるくらい、人気を二分している餃子店です 。
メニューにはライスもビールもなく、餃子のみ。地元民はお店で食べず、冷凍餃子を持ち帰りで頼む人もいます。外でも家でも、思いついたら餃子を食べるのが栃木県民 。
同じ餃子店でも店舗によって味が違うことから「この店舗でしか食べない」なんて人もいるくらいです。栃木で美味しい餃子を食べたい人は、ぜひ地元の知り合いにガイドを頼んでみてください 。
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――以上、栃木県民のあるあるを3つ紹介しました 。
ほかにも「これが栃木県民あるあるだ!」というものがあれば、ぜひSNSなどで教えてくださいね !