米ノースカロライナ州で、致死量のテトラヒドロゾリンを飲み物に入れて妻を殺害した罪で起訴されていた男が、11歳の娘にも同じ薬剤を過剰に投与していたとして再逮捕・追訴された 。
米ノースカロライナ州で、妻を殺害した疑いで逮捕・起訴されていた男が、11歳の娘も殺害しようとしたとして、再逮捕・追訴された 。
Joshua Hunsucker , 39 , faces eight more bearing in Gaston County , including harassment and intimidation of a witness . WCNC Charlotte’s@JessePierre_breaks it down.https://t.co/gTtxCGUmum
ジョシュア・リー・ハンサッカー被告は2018年、致死量のテトラヒドロゾリンを妻の飲み物に混入し殺害したとして、2019年に第1級殺人などの罪で起訴されている 。
テトラヒドロゾリンには、血管を収縮させる作用があり、充血をとる目薬や鼻詰まりをとる点鼻薬などに含まれる 。
地元テレビ局によれば、心不全で死亡したとされる妻は生前、臓器提供に同意していた。にもかかわらず、被告は妻の遺体提供を拒否した 。
妻の血液を保存していた臓器提供センターが検査した結果、通常の30〜40倍のテトラヒドロゾリンが検出されたという 。
被告はすぐに妻を火葬し、死後2日目に死亡保険を申請。20万ドル(約3000万円)以上を受け取っている 。
ABCニュースが報じた裁判資料によれば、保険金目当ての犯行だと検察は主張している 。
ハンサッカー被告は妻の殺害容疑で2019年12月に逮捕されたが、150万ドル(約2億2000万円)の保釈金を支払い、釈放されていた 。
妻を殺害したとする1年後に、ハンサッカー被告は当時10歳の娘の飲み物にも同じ薬剤を混入したとみられている。今年8月6日に再逮捕・追訴された 。
娘は低血圧、低心拍、血管収縮などの症状がみられ、入院した。娘の尿からは妻を殺害したときと同じく、テトラヒドロゾリンが検出されている 。
保釈中に娘を虐待・育児放棄し、事件の証人を脅迫していた懸念から、検察は保釈の不許可を求めている 。