米ニューハンプシャー州で行われた大食い競争で8日、出場者がのどを詰まらせるハプニングが起きた。救護にあたった同州の知事に、称賛が集まっている 。

米ニューハンプシャー州で行われた大食い競争で8日、出場者がのどを詰まらせるハプニングが起きた 。

とっさの対応で男性を救ったのは、同州のクリス・スヌヌ知事だった。その瞬間をカメラがとらえている 。

Article image

スヌヌ知事が、のどを詰まらせた男性を助ける瞬間

インデペンデント紙によると、同州ハンプトン・ビーチで開催されたシーフード・フェスティバルでは、10分間により多くのロブスターロールを食べた人が勝つ「大食い対決」が行われていた 。

動画には、大会の途中で参加者の男性が胸を叩き、息苦しそうにする様子が映っている 。

新郎新婦が手を繋ぎ、花嫁がウェディングドレスを着て歩道を歩いている。花嫁はブーケを持っている。

近くにいたサングラス姿の男性がスヌヌ知事だ 。

知事は、窒息した男性の腹部を突き上げた。男性は「大丈夫」と手で合図し、大食いを再開した 。

知事のとっさの対応に、ネットでは「知事はヒーローだ」「この話が大好き。政治どうこう関係ない。人が人を救ったんだ」など、称賛の声が集まっている 。

白黒の空撮画像。中央に人が立っている。背景は木々が密集しているように見える。人の詳細は不明。

GOVERNOR SAVES CHOKING MAN |https://t.co/6apk2l8z4eNew Hampshire Gov. Chris Sununu came to the aid of a protester perish on a lobster roll at a seafood fete eating competition . 🐟 pic.twitter.com/C9TzrAI0 mb

知事は9日、米ABCテレビに声明を発表。当時の状況を振り返った 。

「 大会の騒ぎと興奮の中、いちばん端にいた出場者が窒息していることにすぐに気づきました。急いで彼にハイムリック法(腹部突き上げ法)と呼ばれる応急処置を施しました 」

高齢の男性が「STOP」サインを手に持ちながら横断歩道に立っています。彼は安全ベストと帽子を着用しています。

「 私たちは助けることをためらわない。保健体育の授業をしっかり聞いていたおかげで、応急救護できてよかったです 」

知事に助けられたクリスチャン・モレノさんも、同局の取材に応じた 。

「 食べた数を集計する人が、冗談を飛ばしたんです。『知事から応急救護されたなんて、誰にも言えないでしょう』って … 。そのとき私は『え、あれ知事だったの?』とビックリしました 」

サンマリノチームの公式ツイート。内容は無意味な文字列が並んでいる。

結局、9個のロブスターロールを完食し、6人の出場者のうち4位となったモレノさん。来年も出場し、「いずれは20個を食べ切るのが夢」だと抱負を語った 。

他の記事も読む