アメリカ・アイダホ州に住む3児の母親が、TikTokに投稿したある動画。40万回以上再生され、話題を呼んでいます 。

Coming to a subroutine library near you 😭 # library#greenscreen#scarletttok#bookban#momtok#lordoftherings#harrypotter#project2025#librariesoftiktok

動画の投稿主は、カーリー・アンダーソンさん。動画の中で、アンダーソンさんは公共図書館で経験したトラブルについて語りました 。

Carly and a young girl at the Idaho library, with a library sign in the background. Carly is pointing up

「 子どもたちが公共図書館を利用できなくなっています 」

「 大げさに聞こえるかもしれませんが、これは、先日、アイダホ州で実際に起こったことなのです 」

ことの発端は、アンダーソンさんがアイダホ州内の図書館を訪れた時のこと 。

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11歳の娘スカーレットさんが、映画シリーズの原作ともなった『ホビットの冒険』を読み終えたので、続編『指輪物語』を借りようと、2階の大人用の本棚コーナーに向かったそうです 。

そこである看板を目にします 。

「STOP」と大きく書かれた看板。18歳以下の出入りを制限する内容だったそうです。

「そちらのお客様は、図書館カードをお持ちですか?」

職員は、アンダーソンさんが抱きかかえていた1歳の次女に向けて質問 。

文字が読めない幼児にも、図書館の一部のエリアに入るのに、書類の提出が義務付けられていると知り、アンダーソンさんは衝撃を受けたといいます 。

「 この子はまだ1歳で、図書館カードの裏に自分の名前を書くこともできません。それなのに図書館カードか資料の提出が必要だと言われました 」

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「 結局、私と1歳の娘は入室が許可されず、スカーレットが1人で大人用コーナーに入っていくのを外から眺めていました 」

「 図書館に両親と一緒に入れない子どものことを考えると胸が痛みます 」

この図書館の対応には、アイダホ州で定められた新しい州法が関係しているといいます。

アンダーソンさんは、再び動画を投稿。図書館の利用を制限する州法に疑問を投げかけました。

アンダーソンさんの悲痛の訴えに、多くのコメントが寄せられました。

💬 「 小さい頃、エアコンが実家に無かったでよく図書館に涼みに行っていました。図書館に利用制限がかかるなんてとても寂しいです 」

💬 「 アラバマ州で図書館長をしています。アラバマ州でも同様の動きがありました。正直、私たちは疲弊しています 」

BuzzFeedの取材に対し、アンダーソンさんはこのような法案は子どもの教育の機会を奪っていると話します。

この記事は英語から翻訳・編集しました。編集:清水和華子

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