気象庁が初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。甚大な被害が予想される「南海トラフ地震」の発生可能性が「平常時と ⽐ べて相対的に ⾼ まっている」そうです 。

気象庁は8月8日、初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。南海トラフ地震の想定震源域である日向灘でマグニチュード7.1の地震が発生したことを受けたものです。同庁は、甚大な被害が予想される「南海トラフ地震」の発生可能性が「平常時と ⽐ べて相対的に ⾼ まっている」と指摘。今後、もし ⼤ 規模地震が発 ⽣ すると「強い揺れや ⾼ い津波を ⽣ じる」と考えられているそうです。今回の情報は「特定の期間中に ⼤ 規模地震が必ず発 ⽣ する」というものではありませんが、警戒が必要です 。

南海トラフ地震とは?太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来も

南海トラフとは、駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域のことです。気象庁の説明によると、南海トラフを震源とする地震が、おおむね100~150年間隔で繰り返し発生しており、前回の南海トラフ地震(1944年と1946年)が発生してから70年以上が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まってきていると訴えています。また政府の中央防災会議が「科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震」(南海トラフ巨大地震)が起きた場合の被害を想定しています 。

もし南海トラフ巨大地震が発生した場合、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになることを想定。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来も想定されているそうです 。

地震発生直後、何をすべきで、何をやってはいけないか

南海トラフ地震への警戒が必要です。BuzzFeed Japanでは地震発生直後、何をすべきで、何をやってはいけないかを5枚のイラストにまとめています 。

揺れを感じたら、まずは身の安全を

避難などは揺れが落ち着いてから

外出中に地震にあったら

NGなこと

避難時に注意すること

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気象庁が初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表。甚大な被害が予想される「南海トラフ地震」の発生可能性が「平常時と⽐べて相対的に⾼まっている」そうです。

南海トラフ巨大地震の想定される震度分布(気象庁の資料より)

地震発生時の啓発イラストその1(BuzzFeed)

地震発生時の啓発イラストその2(BuzzFeed)

地震発生時の啓発イラストその3(BuzzFeed)

地震発生時の啓発イラストその4(BuzzFeed)

地震発生時の啓発イラストその5(BuzzFeed)

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エアコンとリモコンのイメージ写真(Getty Images/iStockphoto)

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熱中症の症状や対策について説明した図1