8月28日に開幕したパリ2024パラリンピック。レース後にイタリア代表の選手が、観客席にいる恋人にプロポーズしました 。
8月28日に開幕したパリ2024パラリンピック。
アレッサンドロ・オソラ選手は1日、男子100m(義足・機能障害T63)に出場。
惜しくも予選敗退となりましたが、オソラ選手はレース後、観客席にいた恋人のアリアンナさんのもとに向かいました 。
そして、指輪を取り出したオソラ選手は、義足で片膝をつき ……
プロポーズ!!💍
アリアンナさんの返事は……「Yes(イエス)」。会場からは歓声が沸き起こりました。
投稿の中で、オソラ選手はプロポーズへの想いを明かしています 。
「 数週間前、ここ(パリ2024大会)でプロポーズしようと決めました。36歳でこの舞台に立てたのは、周りの人々、スタッフ、家族 … … 毎日私のことを支えてくれる恋人のおかげです 」
「 私は、自分の心を守る“感情の盾”を持っていました。それは過去のすべての経験のせいです 」
8月28日に開幕したパリ2024パラリンピック。レース後にイタリア代表の選手が、観客席にいる恋人にプロポーズしました。
「 でもこの盾はもうありません。たくさん苦しんできたけど、今は最高です 」
「 私の人生にはいろんな瞬間がありました。そして今回もまたすばらしい瞬間です。彼女と一緒に過ごしてきたこれまでの5年間、彼女は毎日そんな瞬間を見せてくれたんです 」
「 人生とは不思議なものです。物事がうまくいっていないように思えるときでも、それが信じられないような旅の途中になることもあります 」
オソラ選手は、パリ2024大会の公式サイトで、自身が経験した事故について言及しています。
2015年、バイクの事故で左足の大部分、そして最初の妻を亡くしたオソラ選手。そんな失意の中、スポーツが救ってくれたといいます 。
「 スポーツは私に、行動を起こす方法、暗闇から抜け出す方法を教えてくれました 」
「 事故のあと、たくさんのものを失いました。笑顔以外のすべてのものです 」
「 競技の観点からすれば、すばらしい結果にはならなかったかもしれない。でも、36歳にして世界最高峰の選手たちと戦えたことは、心からの誇りです 」