アメリカで行われた「ミス・カンザス」コンテストで、グランプリを獲得した女性のスピーチが称賛を集めています 。
※この記事は、家庭内暴力(DV)の記述が含まれます 。
米カンザス州で「ミス・カンザス」コンテストが開催され、優勝した女性のスピーチが話題を呼んでいます。
Respect Reclaimed!Our time is now for respectable relationships.#MissAmerica#ThereSheIs#Pageants#RespectReclaimed#MissKansaspic.twitter.com / npejBb6CCs
グランプリを獲得したのは、アレクシス・スミスさん(25)。当日のスピーチでは、アレクシスさんの力強い言葉に、会場から大歓声が上がりました 。
「 ミス・カンザスとしての目標は、不健全で虐待的な人間関係を撲滅することです 」
アメリカで行われた「ミス・カンザス」コンテストで、グランプリを獲得した女性のスピーチが称賛を集めています。
「 今日来ている観客の中には、私がとても感情的になっているのを見たことがある人もいるでしょう。なぜなら今日この会場に、私を苦しめた加害者が来ているからです 」
「 でも、私を止めることはできません。私はこのステージに立ち、次期ミス・カンザス代表になります 」
「 私と私のコミュニティは、健全な人間関係を築き、家庭内暴力(DV)のない人生を送る権利があるのです 」
この動画はInstagramで20万回再生され、1万6000件以上の「いいね」が寄せられました。
コメント欄も称賛の声であふれています。
💬 「 DVの被害者として、声をあげてくれたことに感謝します!!10回も繰り返し視聴しました!!私も同じように苦しむ女性たちを助ける行動を取ろうと思います 」
💬 「 最もパワフルで勇敢なスピーチの一つだった。多くの女性に希望を与えたことでしょう 」
💬 「 勇気を持って、加害者がこの場にいると明かしてくれてありがとう。あなたは本来の力を取り戻し、私たちに力を呼び起こさせてくれた 」
💬 「 あなたのスピーチは、私の心を揺さぶった。あなたに対する誇りは計り知れません。真実を明かそう、大声で訴えよう 」
地元テレビ局のインタビューで、「私の家族は女性たちが全員、DVの被害を受けている」とか明かしたアレクシスさん。
地元紙Leader & Timesの取材にも応じ、コンテストに出場した経緯を詳しく話しました 。
「 今回、私が決めたスローガンが『リスペクトを取り戻す〜健全な人間関係の推進〜』でした 」
「 この背景には、私の個人的な体験があります。私はこれまでにDVを受け、14歳のときには"虐待の連鎖"に陥った経験があるからです 」
「 いま現在も虐待に苦しむ女性たちと、この活動を共にしてきました。それは、私が経験してきたつらい過去を二度と、他の誰にも経験してほしくないからです 」
「 負の連鎖を止める。それがいま私がいちばん成し遂げたいことなんです 」
CNNによると、アレクシスさんは来年1月、州を代表し、全国大会「ミス・アメリカ」に挑戦するということです 。