ロシアでモレッティ・サーカス団の興行中、クマが調教師を突然襲った。調教師はクマと揉み合いになるがその場を収め、会場から拍手が湧いた 。

ロシアでサーカス団の興行中、ステージに立っていたクマが調教師を襲う場面があった 。

襲撃の瞬間をFOXニュースが入手し、報じている 。

公園内でベンチ周辺を囲む「CRIME SCENE-DO NOT ENTER」テープ。

動画には、柵に囲まれた円形のステージで、突然クマが調教師に飛びかかる様子が映っている 。

調教師は地面に倒れ、クマと揉み合いになるが、首輪と繋がった棒を掴むと、クマは仁王立ちのままおとなしくなる。会場からは拍手が湧いた 。

その後、ショーは続行した。調教師の命に別状はないという 。

白黒の空撮画像。中央に人が立っている。背景は木々が密集しているように見える。人の詳細は不明。

サーカス団が飼育しているのは、体重約490キログラムのメスのヒグマだ。「ドーナツ」と名づけられている 。

団長は、冷静に対処した調教師を称賛。興行後、記者団に対し「動物は普段と異なる行動をとることがあると、どの調教師も理解しています」と語った 。

サーカス団などの興行での動物利用に対して、世界的に規制の動きが強まっている。

国際動物愛護団体PETAをはじめとするさまざまな団体が抗議活動を行っており、51の国と地域でサーカスの動物利用が禁止または規制されている 。

ロシアでも、動物好きとして知られるプーチン大統領が2017年、ロシア連邦刑法典を改正した。動物虐待に関する定義が拡大され、罰則も強化されたが、動物を利用した興行は対象になっていない 。

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