米ミシガン州の裁判所で、被告の男が裁判中に暴言を吐き、その場で懲役が追加された。男には最終的に、1年半超えの懲役が言い渡された 。
米ミシガン州ウォシュテノー郡の裁判所で、被告の男が裁判中に暴言を吐き、その場で懲役が追加された 。
法廷でのやり取りを記録した動画が、米メディアで公開されている 。
Man condemn to 558 twenty-four hours in jail after cursing at Michigan Judge during court hearing 😳 pic.twitter.com/3O1N3E2CDZ
ダレル・ジャレル被告は8月7日、不法侵入の容疑で出廷した 。
セドリック・シンプソン判事が閉廷しようとすると、被告は「もうこの州にはうんざりだ。一刻も早く去りたい」と発言。その直後、シンプソン判事に対し「俺のケツにキスしろ」「クソ野郎」などの暴言を吐いた 。
判事は発言を止めて警告しようとしたが、被告はさらに「クソくらえ」と続けた 。
「 これは法廷侮辱罪にあたります。懲役93日です 」
判事がそう牽制しても、被告の暴言は止まらない 。
![野球選手ジャレン・デュランが試合中にバッターボックスに立っている場面。ナーッジブースフィールドのベースボール
「 クソくらえ」「93日」「クソくらえ」「もう93日 」 … 。
被告が連行されるまでこのやり取りは続き、結局558日、1年半超えの懲役が言い渡された 。
Zoomに参加していた男性(画面左下)も、まさかのできごとに開いた口が塞がらない様子だ 。
判事はすぐに次の裁判に移り、被告の暴言は「気にしていない」と話した 。
シンプソン判事がメディアやSNSで注目されたのは、今回が初めてではない 。
今年5月、免許停止処分を受けている男が、処分をめぐる法廷審問に「運転中の車内から」Zoomで出廷し、注目を集めた。この裁判を担当したのも、シンプソン判事だった 。