大阪府大阪市の天王寺動物園は8月5日、絶滅危惧種のキーウィ「プクヌイ」が亡くなったことを発表。ついに、国内で飼育されていた最後の1羽がいなくなりました 。
ニュージランドの国鳥である飛べない鳥「キーウィ」。日本では唯一、天王寺動物園(大阪府大阪市)で飼育されていましたが、同園は最後の1羽である「プクヌイ」が死んだことを8月5日に発表しました 。
≪更新情報≫天王寺動物園のキーウィの死亡について#天王寺動物園#minnanotennojizoohttps://t.co / F7vBFlPWdP
大阪府大阪市の天王寺動物園は8月5日、絶滅危惧種のキーウィ「プクヌイ」が亡くなったことを発表。ついに、国内で飼育されていた最後の1羽がいなくなりました。
「 プクヌイ(メス・35歳)」は、1988年10月29日にニュージーランドで生まれ、1991年7月15日に天王寺動物園へ来園したキーウィです 。
同園によると8月4日の朝、プクヌイが起立困難となっているところを発見。レントゲン撮影を行ったところ、お腹の中に卵が確認されたそうです 。
卵は大きく割れており、自力での排出は困難と思われたため、麻酔下で開腹手術を実施。動物病院に入院させていましたが、8月5日の8時40分に死亡が確認されました 。
生息地のニュージーランドで個体数が減っているキーウィは、IUCN(国際自然保護連合)レッドリストの「VU(絶滅危惧Ⅱ類)」に分類されている絶滅危惧種で、国外への輸出が制限されています 。
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天王寺動物園では、7月5日にキーウィの「ジュン(オス・42歳)」が亡くなっています。国内で飼育されているキーウィとしては、プクヌイが最後の1羽という状況でした 。
先月亡くなったジュンに続いて、プクヌイまで亡くなってしまうという突然の訃報にSNSでは 、
💬 「 会いたかった … どうか安らかに 」
💬 「 会いたい時に会わないとダメだね、そのうちにって言っていたらダメ 」
💬 「 もう日本では見られなくなっちゃったか … 」
💬 「 キーウィという存在をわたしたちに引き合わせて下さった天王寺動物園の職員の皆様に感謝です 」
💬 「 たくさんの思い出をありがとう 」
など、プクヌイの死を悲しむ声とともに、ジュンとプクヌイへの感謝を述べる声であふれていました 。
なお、カラスなどによる被害を防ぐ観点から献花台は設置しないとのことです 。