愛媛県東温市の「五色そうめん株式会社」が投稿した、そうめんの話をする変身ヒーロー「素麺戦隊ゴシキメン」の写真が話題です。五色そうめん株式会社にも、お話を伺ってみました 。

体育座りをしながら五色そうめんの豆知識を語る、謎の変身ヒーローがSNSで話題です。だ、誰なの …… ! ?

きれいな色してるだろ。ウソみたいだろ。天然素材、自然色素等で色付けしてるんだぜ。それで … 。アレルギーに対応するため原材料の卵を蜜柑に、そば粉をもち麦に変えたのに … 誰も知らないんだぜ。な。ウソみたいだろ。pic.twitter.com / y8d1t6JFQd

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愛媛県東温市の「五色そうめん株式会社」が投稿した、そうめんの話をする変身ヒーロー「素麺戦隊ゴシキメン」の写真が話題です。五色そうめん株式会社にも、お話を伺ってみました。

話題になっているのは、「五色そうめん株式会社(愛媛県東温市)」の公式アカウントがX(旧Twitter)に投稿した2枚の写真です。8月5日、同社がXに投稿したところ、約5.3万件の「いいね」が集まりました 。

投稿された写真の片方には、同社が販売を手掛けているカラフルな「五色そうめん」が奇麗に並べられています。とても美味しそう … !

もう片方の写真には、白をベースにしたデザインに緑やピンクの線がアクセントとして入っているカッコ良いヒーローが写っています 。

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なぜか、コンセントの隣で悲壮感を漂わせながら体育座りをしているのは気になりますが …… !

「 きれいな色してるだろ。ウソみたいだろ。天然素材、自然色素等で色付けしてるんだぜ。それで … 」と体育座りをしながら語るヒーロー。どうやら、このヒーローは「五色そうめん」の説明をしているようです 。

説明は「アレルギーに対応するため原材料の卵を蜜柑(ミカン)に、そば粉をもち麦に変えたのに … 誰も知らないんだぜ。な。ウソみたいだろ」と続いています 。

五色そうめん / 五色そうめん株式会社の公式Xより

五色そうめん株式会社の公式チャンネルより / Viayoutube.com

「 五色そうめん」は多くの人が食べられるように、原材料にも気を使っているのですね。とてもためになるお話なのですが、このヒーローが何者なのか気になって仕方がない …… !

五色そうめん株式会社が生み出した、ご当地ヒーロー「素麺戦隊ゴシキメン」

謎のヒーローの正体は、松山の郷土料理である「五色そうめん」を広めるために生み出された「五色そうめん株式会社」のオリジナルヒーロー「素麺戦隊ゴシキメン」です 。

ゴシキメンは、ゴシキマンレッド、ゴシキマンブラウン、ゴシキマンイエロー、ゴシキマングリーン、ゴシキマンホワイトの5人が、五色合体することで誕生する設定になっています 。

五色そうめんに関する豆知識を教えてくれるゴシキメン。ヒーローらしいルックスと、悲壮感あふれる姿のギャップにSNSでは 、

哀愁漂うヒーロー / 五色そうめん株式会社の公式Xより

💬 「 だ、誰だ … ! ! 」

💬 「 アレルギーへの配慮、素晴らしいです 」

💬 「 企業努力、素晴らしいです 」

黄色い車の後部がへこんでいる写真と、その修理後の写真を並べたもの。修理前は凹みがあるが、修理後はきれいに直されています。

💬 「 とても発色がよく、美しいです 」

💬 「 愛媛の御当地ヒーロー知らんかった … これはもっと知られていてもいいと思う 」

など、五色そうめんへの温かい言葉や「もっと主張していいと思います」といったゴシキメンを応援する声が寄せられていました 。

テーブルの上にある奇妙な形のナスが手で持たれています。ナスは小さな腕のような突起がついています。

五色そうめんとゴシキメンのことを知りたくなったBuzzFeed編集部は、五色そうめん株式会社にお話を聞いてみました!

――アレルギーに対応するために、いつごろから五色そうめんの原材料を変えたのか教えてください 。

「 今年で変更して4年になります 」

――色が違うと、味わいも変化するのでしょうか ?

雨宿りしにきた猫ちゃん / トンガ坂文庫さんのXより

「 弊社のそうめんは『見て香って味わって』が売りでして、それぞれに素材の風味がします 」

――あのような哀愁あふれるゴシキメンの姿とともに、五色そうめんの豆知識を投稿された理由を教えていただけないでしょうか 。

「 これまでも素材の変更を告知しておりましたが、なかなか皆様に伝わらず、弊社キャラクターの素麺戦隊ゴシキメンが漫画『タッチ』の有名なフレーズに掛けて発信することで、少しでも目にとまる発信になるのではと考えました 」

家の前の芝生にたたずむタヌキのイラスト。

――「素麺戦隊ゴシキメン」は、どのような経緯で生まれたのですか ?

「 ゴシキメンは2021年3月3日に誕生しております。五色そうめんはある程度年配の方には認知頂いておりますが、若い方には認知されておらず、子供の頃から五色そうめんを食べてもらいたいというコンセプトで商品開発をしており、さらにお子様に認知してもらいたいとゴシキメンを誕生させました 」

――ゴシキメンは、普段どのような活動をされているのでしょうか 。

カーテンの裾から覗くもふもふをつんつんしてみた(こめままさんのXより)

「 地元(愛媛県東温市、松山市)を中心に保育園に五色そうめんキッチンカーと一緒に訪問したり、夏休みには児童クラブに訪問し五色そうめんを児童に食べてもらったり、五色そうめんの普及に励んでおります。ちなみにゴシキメンはマーケティング部広報課課長見習いです 」

・・・・・

「 そうめんは流しても俺は誰にも流されない」というカッコ良い決め台詞や、5色の糸で悪役をとらえる必殺技「スプラッシュ麺」も使えるゴシキメン。今回の投稿をきっかけに、より多くの人がその存在を認知したのではないでしょうか 。

今の季節にオススメのそうめんも聞いてみました

この季節におすすめの商品を聞いてみると「お中元商品はもちろんですが、手土産やプチギフトに、クレヨン風パッケージの色束別7色のそうめんが入った『いろいろそうめん』や、大人の方が子供の頃に兄弟で色付きそうめんを取り合ったという話から生まれた『ケンカしないそうめん』色付き麺が通常の2.5倍入りなど。また、ゴシキメンがパッケージになったそうめんもございます」とのことでした 。

とくに、ゴシキメンがパッケージになった『ゴシキ麺』は、小さい子へのお土産にしたら喜ばれるかもしれませんね 。

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